Googleが自社のAI検索エンジンBard(バード)を日本でも利用可能にした。
早速使ってみたので、どんな感じかを共有したい。
結論としては、英語で検索する時には便利そうだけど、日本語では検索できないから使えない。
Google検索で多くの日本人は日本語で検索していると思う。
英語で検索すると分かる情報もあるけれど、何か海外について調べる時に試しに検索する人が少しいる程度ではないだろうか。
そのため、多くの日本人にとってはまだまだBardは使いにくい。
ただOpenAIのChatGPTやMidjourneyをはじめとして、多くのAIが日々進化して数ヶ月もすると圧倒的に使いやすくなっていることから、GoogleのBardもすぐに日本語対応して使いやすくなる可能性がある。
そこで、今回Bardについて知って登録してもらうだけでも、今後数ヶ月後にBardが進化した時に、すぐに使えるようになるので、読んでみてもらいたい。
Bardへの登録はちなみに秒レベルで終わり、感想は早過ぎワロタww
それではよろしくお願いします!
Bardとは?これまでの経緯も併せて解説
GoogleのBard(バード)とは、GoogleがOpenAIのChatGPTに対抗して出してきたAI検索エンジン。
ChatGPTで昨年GPT-3が出て世界中で話題になると、Googleは創業以来初めてCode Red(コード・レッド=警戒警報)を宣言した。
そして、ChatGPTに検索の自社シェアを奪われないように、自社でもAI検索エンジンを開発するために、人員の再配置を行った。
元々ChatGPTのようなAIの開発に着手していたこともあり、コードレッドからわずか2ヶ月ほどの2023年2月7日にBardを発表。
ところが、翌日2月8日にBardはデモの質問での回答間違いをして、それに落胆した投資家がGoogleの親会社Alphabetを失望売りして、株価13兆円分ほどを失ってしまう。
回答間違いをしたBardのデモを載せているGoogleのツイート
そんなすったもんだがあったBardだが、開発が続けられて2023年3月21日にアメリカとイギリスで一般公開された。
その際に、GoogleはBardの画面に「間違うこともある」と注記が記載されているw
アメリカとイギリスで一般公開がされてから約1ヶ月後の4月18日あたりから、日本でもアクセス可能になった。
ここから実際の登録手順と使ってみた様子について、書いていきたい。
Bardへの登録手順
冒頭でも書いた通り、登録は秒で終わる。
めちゃくちゃ簡単で、誇張なしに今までのどのAIサービスよりも簡単。
登録は全て英語なので、ここでの説明では画像をすべて載せる分面倒くさく見えるかもしれないけれど、やってみるとサクサク進むので、ぜひお試しあれ!
まず始める前に、登録するGoogleのメールアドレスにログインしておく。
ログインしたら、Bardを開く。
https://bard.google.com/
右下の”Join waitlist”をクリック。
真ん中の□ボックスにチェックを入れて、右下の”Join waitlist”をクリック。
すると、waitlist=順番待ちに登録完了の画面に切り替わる。
メールを確認すると、順番待ち登録完了のメール。
その1分後。
「あなたがBardを試す番です」のメール。
早!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メールを開けると、Bardにアクセスできる案内が書いてある。
“Take it for a spin”をクリック。
プライバシーに関して、データを集めますと書いてある画面。
特に気になることはない。
Googleからはもう散々個人データを抜かれまくってるいるので、脳死でMore→I agreeとクリックして次。気になる方は”No Thanks”をどうぞ。
「Bardは試験段階だから、間違えることもあるよ」と書いてある注意画面。
株価暴落を恐れているのだろうかww
“Got it”=「承知です」をクリック。
すると、Bardのトップ画面に切り替わる。
これで登録完了!
早くなかっただろうか笑
Bardを使ってみた
Bardのチャット画面を開いてみると、英語で「私はBardです」から始まる自己紹介文が、つらつらと書いてある。
こちらも”Good morning”と挨拶してから、日本語でやり取りできるか聞いてみると、「まだ学習中です」と返事される。
「Bardさんオレを試しているんじゃないのか?」と思い、いくつかの日本語を打ってみる。
すると、全ての返事が「まだ学習中です」。
オワタ\(^o^)/
英語で検索して調べたいことって、そんなにない。。。
正確には、日本語の情報を英語で調べたいとは思わない。
例えば、東京で一番おいしいラーメン屋を英語で聞いてみる。
回答はされるけど、この英語を読むのはダルいし、これをDeepL使って日本語訳して読むより、最初から日本語でGoogle検索すればいい。
今の英語でしか使えないBardを日本で使うのは、仕事で海外が絡む人とか、仕事でなくても何かしら英語を使う人くらいだろう。
そうなると、多くの日本人にとっては、あまり使えるものではないだろう。
ちなみに調べたところ、BardのウェブサイトのFAQにも、”available only in US English”=「アメリカ英語のみで利用可能」と書いてある。
当面Bardを使うのは、英語で何かを調べたい時のみになりそうだ。
あとBard自体海外も含めて使っている人はまだまだ多くなく、海外でもChatGPTとGoogle Bardに同じ質問をして、回答内容を比較している人がちらほらいるものの、何かChatGPTのようにどんどん使われている感じは今のところなさそうだ。
あと、ChatGPTの方が性能が良さそうな模様。
まとめ:日本語対応してくれ
GoogleがBardを日本からアクセス可能にしてくれたものの、英語のみなので厳しい。
Googleさん、日本語対応してくれ。
今のところはこれだけだと思う。
日本語対応したら、使い勝手や性能について調べてみたい。
最後まで読んでくれて、ありがとう!
ではまた!